投資には色々なスタイルがあります。
期間でみても短期・中期・長期とあって、それぞれでみて更に色々な時間軸があります。
今回は当メディアおすすめの「長期」という時間軸を見ていきます。
では、皆さんは長期投資と聞くとどれくらいの期間を思い浮かべますか?
3ヶ月、3ヶ月、1年、3年、10年…
といったように色々な長期が存在しますよね。
どの期間でも構わないのですが、長期投資こそ資産を増やすための第一歩であり、勝利の方程式といっても過言ではありません。
資産を長期間にわたって保持することで、資産の成長を促せます、また、リスクを低減することもできます。
長期投資の本質を理解することで、投資初心者でも、期待値の高い安定した投資ができるようになるでしょう。
では、長期投資をおすすめする理由がなぜなのか?ここで学んでいきましょう。
長期投資が最強である理由
長期投資と短期投資の違いは、主に運用期間、投資スタイル、売買頻度、利益の出し方にあります。
運用期間は、短期は通常1年以内の期間で行われるのに対し、長期はそれ以上〜10年以上の期間を見据えて行われます。
投資スタイルは、短期は、値上がりしたタイミングで頻繁に売買を繰り返して利益を得ることを目的としていて、一方、長期は、一度購入した銘柄や通貨を長期間保有し、その成長を見守るスタイルです。
売買頻度は、短期>長期となります。
利益の出し方については、短期は主にキャピタルゲイン(売却益)を狙います。
長期投資はキャピタルゲインに加えてインカムゲイン(配当や分配金)も期待できちゃいます。
2つの横文字が登場したので勉強しましょう。
キャピタルゲイン
→売却益のことを言います。
100円で購入したものを200円で売却したら100円の利益、つまり100円のキャピタルゲインを獲得となります。
インカムゲイン
→配当や分配金のことを言います。
皆さんに馴染み深いのは「利息」というものでしょうか。100円で購入したものを長期で保有していたら、200円に値上がりしました。この保有している期間に利子が50円つきました。この場合は、100円のキャピタルゲイン+50円のインカムゲインで併せて150円の利益になるんです。
何が言いたいの方いうと、長期投資ではインカムゲインの期待値が乗っかってくるということになります。
短期と長期のインカムゲインの期待値を比較すると、圧倒的に短期<長期となります。
また、短期投資は、「儲かった・損した」という感情が常に付きまといます。
一方、長期投資は、そういった感情にされにくく、メンタルも安定できることも利点ですね。
まとめると、初心者が長期投資に適している理由は、
- リスクとコストを抑えやすく、リターンの安定性を向上させ、保有期間が長くなればなるほど、リターンのブレが小さくなる傾向がある。
- 短期投資と異なり、頻繁な取引や市場の変動に対応する必要がなく、精神的な負担が少ない
- 福利効果を活用しやすく、時間をかけて資産を増やすことが可能。長期投資は福利効果を活用することで、利益をさらに増大させることができる、また、時間が経つほど、この効果は大きくなります。
複利の力
さて、ここでまたお勉強タイムです。
皆さんは単利と複利について説明できますか?
何となくイメージはできるかと思いますが、実際は…
単利→利息が元本に対してのみ発生する
複利→利息が元本と既に得られた利息に対しても発生する
もっと具体的に見ていくと…
元本100万円 年利10% 10年預けた場合
単利→毎年10万円の利息が得られて、100万+(10万×10年)=200万
複利→利息が毎年変わってきます。1年目は10万円の利息だが、2年目以降は以下の通りの利息計算となります
1年目→10万(合計110万)
2年目→11万(110万に対する10%→合計121万)
3年目→12.1万(121万に対する10%→合計133.1万)
4年目→13.3万(133.1万に対する10%→合計146.1万)
5年目→14.6万(146.1万に対する10%→合計161万)
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10年目→23.5万(235.7万に対する10%→合計259.3万)
といった感じで100万円を10年間で単利と複利で預けた場合、
単利は100万→200万となり、複利は100万→259万になりました。
皆さんはこの259万-200万=59万の違いはどう感じますか?
元本が大きくなればなるほど、期間が長くなればなるほど、
複利は膨大に膨らんでいくことになります。
下記に福利効果のグラフを載せていくのみていきましょう。
単利との圧倒的な差が一目瞭然化と思いますでの、その差を感じてみてください。
30年後ですが、
単利は100万→400万へ +300万の利益
複利は100万→1750万へ なんと+1650万の利益です。
これこそが、「複利運用が最強である」と言われる理由なんです。
天才数学者である、アインシュタインはかつて「複利は人生最大の発明」と賞賛しています。
決して大きな金額でなくても、少額からでも複利の効果で、大きなリターンを生むことができます。
投資初心者の皆さんでも、長期投資は時間を味方につけることで、複利の恩恵を受けやすくなり、資産の成長を促進することが可能です。
仮想通貨投資における複利の適用
それでは、ここまで学んできたことをどのように仮想通貨投資へあてはめていくのか?
というところになりますね。
①仮想通貨のステーキングで利息を再投資していく
ステーキングとは保有している仮想通貨をブロックチェーンネットワークに上に預け入れて、その代わりに報酬(利息)を受け取る仕組みです。
受け取った利息を再投資することができるので、これをすることで複利効果が見込めます。
この福利効果で、仮想通貨を保有しているだけで、利息を得て、利息を再投資していくだけで雪だるま式に増やす効果がある。
②仮想通貨のドルコスト平均法への応用
ドルコスト平均法という言葉が出てきたので、簡単に説明します。
簡単に言うと、分散投資の一つであり、仮想通貨をの購入価格を平均化していくことです。
具体的には1万円ずつ仮想通貨を積み立てていくとして、仮想通貨の価格が1000円だとしたら10枚購入できますが、5000円だと2枚購入できます。
日々の価格変動に応じて購入数量を変えていくことで、価格変動リスクの低減と心理的負担の軽減、小額からいつでもスタートできるといいうメリットがあるんです。
こういった積み立て法で、仮想通貨を長期的で増やしていき、利息も長期でいただいていき、利息も更に複利で回していくというスタイルです。
まとめ
長期投資と複利の組み合わせの魅力は感じることはできましたか?
複利の力を最大限に活用することこそ、最強の投資術と言えるでしょう。
投資により大きな財を成すことは、小さい額のスタートからでも可能であり、初心者の皆さんでもこの長期投資で複利の力を活用することで、将来的に大きな利益を獲得することが出来ちゃいます。
なので、本日学んだ、長期投資の本質を忘れず、盤石な投資スタイルを築いていきましょう。