所持した仮想通貨が全て利益を生んでくれたら何も問題ありませんが、時には逆の方向に動いて損失が出てしまうことがあります。
マイナスとなった時にどのように対応するのか、今回は2つの選択肢をみていきたいと思います。
損失と含み損です。どちらもマイナス要因なので、決していいものではありません。
仮想通貨取引において、利益を生むことはとても大事だと思います。
ただ、それ以上に損失を受け入れる決断も大事です。
要はトータルで稼げていれば勝ちなので、うまくコントロールできたらもう立派な仮想通貨トレーダーなんです。
勝率よりも重要な「トータルでのプラス」
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4通りのトレード戦績の人がいたらどうですか?
上3つが勝ち組なんです。負けてもトータルで勝てれば勝ち組なので、一つ一つの勝ち負けではなく、全体で見るようにしていきましょう。
仮想通貨で損失が出た場合の対処法
仮想通貨で損失を出してしまった場合、税務上の取り扱いを正しく理解しておくことが重要です。
年間通して損失になった時
まず、年間を通してトータルで損失が発生した場合は、確定申告の必要はありません。これは損失がマイナス計上となるためです。
ただし、注意すべき点があります。仮想通貨の損失は、株式投資などと異なり、翌年度への繰り越しができません。
また、他の所得区分との損益通算もできないという特徴があります。
とはいえ、全てが制限されているわけではありません。
例えば、副業収入などの他の雑所得がある場合、仮想通貨の損失と相殺することで節税対策が可能です。
具体的には、仮想通貨で50万円の損失が出ても、副業で80万円の収入があれば、課税対象は差し引き30万円となります。
このように、適切に損失を計上することで、納税額を適正に抑えることができます。
仮想通貨保有中に損失をゼロにする方法
また、投資戦略としても、損失を賢く活用する方法があります。
例えば、ある仮想通貨で損失を抱えている場合、利益が出ている他の仮想通貨を売却して相殺する方法です。
全ての損失を一度に確定させる必要もありません。状況に応じて一部だけを売却する「部分決済」という手法も効果的です。
重要なのは、損失を出すこと自体は投資につきものだという認識です。
むしろ、損失をどう管理し、全体としてプラスを積み上げていけるかが、成功する投資家の特徴と言えるでしょう。
税務面でも投資判断でも、損失は適切に管理することで、より良い投資成果につながる可能性があるのです。
仮想通貨で含み損が出た場合の対処法
所持した仮想通貨がマイナス方向に動いた状態を含み損状態と言います。
含み損が生じた場合皆さんはどうしますか?私も経験ありますが、含み損はストレスの種です。
イライラしたり、平常心でいられず、想定外の取引をしてしまったりと良いことがありません。
なので、含み損が出てしまった際の対応は、事前に決めておくことが望ましいです。
そういった時こそ、ルール通りに機械的に対応するのです。いくつかの私のパターンを紹介します。
1.何もしない
時間はかかるかもしれないが、プラスになるまでひたすらガチホします。
仮想通貨のポジションサイズには注意しなければなりませんが、維持率に余裕があるならいつまでも耐えることができる戦略です。
2.損切ラインを決める
ここまでマイナスぬなったら損失決済をするという価格設定を予め設定しておきます。
諦めるラインを決めておけば、含み損のストレスも緩和されるでしょう。
3.買い増しする
この先有望な仮想通貨であれば、多少下がって含み損を抱えた状態で追加すれば、大きなリターンが狙えますね。
こちらは、維持率を圧縮していくものなので、事前に追加する価格と量を決めていく必要があります。
うまく、流れに乗れれば、含み損を解消できる戦略となります。
まとめ
現状維持、損切り、買い増し。この3つのうち、どれを選べばいい?
これは状況によって使い分けるのがベストなんですが、何よりもまず、3つのパターンを覚えておくことが大切です。
含み損は日常茶飯事なので常に平常心でいることです。
含み損により、自分は取引の才能が無いかもとか、不安になったりするものですが、含み損は悪いことじゃないんだという、フラットな考え方ができるかが重要です。
結局は、現状維持、損切り、買い増しの3択しかありません。
自分の資金と維持率をみつつ決めていけばいいんです。
ルールを決めてその通りに含み損と向き合うことで、ほどよいストレスに留めながら対応していきましょう。